気温が高い夏は他の季節に比べて冷えない・太りにくいというイメージがあるのではないでしょうか?
暑さが厳しい夏でも意外に、さまざまな要因によってカラダが冷えて代謝が低下し太りやすい体質に変わってしまう心配があります。
今回のコラムでは夏でも冷え対策が必要な理由や夏冷えの原因、酵素風呂を含めた対策について解説していきたいと思います。
yuki
この記事の監修者
2005年から臨床検査技師として、健診センター、中核病院などに勤務、臨床検査科長や経営推進課の責任者を務めた細菌検査(臨床微生物学)のプロ。 自身がアトピーに子供のころから悩まされていたことから、酵素風呂に興味をもち、現在は酵素風呂風土の経営者の一人。
YUKIのプロフィール
夏こそ冷え対策をする理由
いつもよりもたくさんの汗をかき体温が高い状態にあるイメージが強い夏ですが、この季節こそ冷え対策をする理由がいくつもあります。
夏こそ冷え対策をする理由を詳しくお伝えしてみたいと思います。
冷えで太る?
夏冷えを楽観視してそのままにしてしまうと、太りやすい体質に変わることがあります。
その理由は、夏冷えで体温が一度でも下がると基礎代謝も同時に13%も下がることが明らかになっているためです。
そもそも基礎代謝はハードにトレーニングや食事制限をせずとも、日常の活動時に消費できるカロリー・エネルギー量を生み出す働きがあります。
そのため夏冷えをそのままにしておくと基礎代謝が持つダイエット作用が活かされず、太りやすい体質に変わる心配が出てくるのです。
夏冷えの原因
夏でもカラダが冷えて体調不良になったり、基礎代謝の低下で太りやすい体質に変わってしまうのは、日常の中のささいなきっかけが原因になることがあります。
ここでは暑い夏でも冷えが起こるのはナゼなのか、よくある原因とそれぞれの理由をお伝えしてみたいと思います。
自律神経の乱れ
夏冷えの原因は自律神経の乱れが大きく関係しています。
自律神経には体温調整の役割があり、
- 自律神経の交感神経→血管を収縮させて熱を冷ます
- 自律神経の副交感神経→血管を拡張してカラダを温める
という異なる働きを持っています。
ですが自律神経はストレスや生活習慣、睡眠リズムの乱れといった影響をダイレクトに受けると、交感神経・副交感神経が持つ働きが活きなくなってしまいます。
すると体温調整が上手くできず交感神経ばかりが優位に立って、夏でもざわざわ・ぞくぞくとするような寒気を感じることがあるのです。
エアコン
夏はエアコンのフル稼働が常ですが、エアコンの風は大気中の空気・風のように水分や湿気を含まないためお肌を一気に冷やして乾燥させる性質を持ちます。
夏場に長時間エアコンに当たり続けると、水分や湿気を含まない乾ききった冷風がカラダとお肌を芯から冷やして、慢性的な夏冷えにつながることがあります。
冷たい飲み物
夏は暑さをリセットしようと、冷たい飲み物・食べ物を摂ることが自然になりますよね。
夏こそ冷え対策が必要なのは、暑による体温上昇・ストレスから心身を守ろうと冷たいものを摂る頻度が増えて、知らず知らずのうちにカラダが冷えてしまうことがあるからです。
冷たいものを頻繁に摂っていると体温調整や血液循環の働きを担う血管が常に収縮した状態となり、
- 隠れ冷え体質に変わる
- ホルモン生成の働きを持つ子宮、卵巣が冷えて機能が低下する
- 冷えによって肩や首が凝る
- 体内の老廃物・毒素が排出されず溜め込みやすい体質に変わる
といった健康や美容、ダイエットのすべてにおいてよくない影響が出てしまうのです。
栄養不足
夏は暑さから心身を守ろうとさっぱりした味わい・食感の食べ物を摂ることが増えたり、夏バテで食欲が低下してしまうことがあります。
さっぱりした味わい・食感の食べ物はカラダを冷やしやすく、夏バテによる食欲低下は、
- 熱を生み出してカラダを温める
- 血流を助ける
という働きを持つ筋肉の材料・タンパク質が不足した状態になります。
夏に起こりやすい食欲低下や栄養不足は、タンパク質が持つ自律神経をサポートする働きも低下し、体温調整ができずに冷えやすい体質に変わることがあります。
運動不足
運動は全身の血管を拡張して体温を上げたり、筋肉を育成してこの組織が持つ熱産生・血液循環を活性します。
そのため運動不足の状態が続くと、体力を保持するための筋肉や血液循環が滞り夏冷えしやすい体質に変わってしまうのです。
夏冷え対策
夏は他の季節に比べてカラダが冷えにくいイメージがあるので、夏冷え対策のアイディアがなかなか思い浮かばないと疑問を感じるかもしれません。
ここでは夏冷えに気づいた時点で手軽に始められる
- 夏冷えしやすい部位別ごとのおすすめの対策やグッズ活用
- 酵素風呂がさまざま冷えに効果的な理由
を詳しくご紹介してみたいと思います。
お腹冷え
お腹まわりの夏冷えは子宮や卵巣の機能が低下して生理痛が重くなったり、ホルモンを作り出す働きが不安定になってしまいます。
お腹の夏冷えに気づいた場合は、
- 肌見せが過度なファッションを控える
- お腹まわりをピンポイントで温めるカイロ、腹巻を使用する
- お腹を内側から温める白湯を飲む
などの対策がおすすめです。
お腹は胃腸が存在する場所でもあるため、夏冷えが起こると便秘や消化不良による胃もたれの原因になることがあるため、服装やグッズを常備しておくことがおすすめです。
ふくらはぎ冷え
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、全身の血流を促す役割があります。
ふくらはぎの夏冷えは血液循環の働きが妨げられ全身の冷えにつながる心配があります。
以下のような対策・グッズを使って、ふくらはぎを夏冷えから守る以下のような対策・グッズ活用がおすすめです。
- レッグウォーマーを使う
- ひざ掛けをふくらはぎまでかけてエアコンの冷風から守る
- ふくらはぎに負荷をかけるウォーキング、かかとの上げ下げ、ジョギングなどを行う
末端冷え
末端冷えは女性に特に多い傾向があり、指先・足先が特に冷えるトラブルのことを言います。
末端冷え対策には、
- 保温作用のある塩や入浴剤を使ったフット、ハンドバス
- 足指の動きをスムーズにし末梢血管の拡張にアプローチする5本指ソックスの活用
がポイントです。
またショウガやごぼう、ニンジンなど土からなる食べ物はカラダを温める作用があるため食生活に積極的に摂り入れることもおすすめです。
お腹、ふくらはぎ、末端冷えのすべてに酵素風呂がおすすめ!
お腹・ふくらはぎ・末端冷え対策には、すべてにおいて酵素風呂の定期的な利用が効果的です。
酵素風呂が夏冷え対策に効果的なのは、
- ヒノキ、米ぬかいった床材の自然発酵熱が皮膚内部へ浸透する
- 全身の血管を拡張して末端冷えを和らげる
- ふわふわの床材やさしい香りが血管拡張と癒し作用のある副交感神経を優位にする
- 微生物の活動で生み出された熱がカラダを深部から温める
- 電気やガスを使った人工的な温泉、サウナよりもポカポカ感が長続きする
- およそ50℃前後の体感温度が心地よく、ストレスを癒して自律神経を整える
といったいくつもの特徴・メリットがあるためです。
酵素風呂は4日に1度または1週間に1度程度の入酵が夏冷えに効果的だといわれているため、本格的なケアを始めてみたい方にこそ試してほしい対策となっています。
注意点
これは私も実践していた対策での、注意点なのですが。
冷たい飲み物で体を冷やさないためにも、暖かい飲み物、私の場合は暖かいコーヒーを飲むようにしていました。
夏に限らず、当然冬にも飲んでいたのですが。
非常に熱い飲み物については、国際がん研究機関(IARC)で、以下のような注意喚起がされております。 65℃以上の非常に熱い飲み物は、食道がんのリスクが高まる。
引用元:農林水産省
私には意外な盲点でした。
中国、イラン、トルコ、及び南米等の伝統的にお茶やマテ茶を非常に熱くして飲む(約70℃)地域での研究では、飲料が摂取された温度により食道がんのリスクが増加したとしている。
食品安全委員会
動物実験でも、非常に熱い水の発がん性に関する限られた証拠があった。
なんとこちらの研究では、熱い飲食物の摂取は食道がんのリスクを82%も高めるという研究結果となりました。
少し冷ましてから、飲むようにしたほうがいいですね!
夏の冷え対策まとめ
夏は意識しないと逆に体を冷やしてしまう罠がたくさん仕掛けられています。
ついつい快適なことを身を置くのが日常となっておりますが、快適=健康という図式は成り立たないこともあることを意識したいですね。
暑いときこそ、熱い酵素風呂いかがでしょうか?
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